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●図録 Catalog
大地に耳をすます 気配と手ざわり
The Whispering Land: Artists in Correspondence with Nature
開催:東京都美術館
会期:2024年7月20日(土)~10月9日(水)
サイズ:20.5×23×2cm
ページ数:204ページ
編集、発行:東京都美術館
※付録として、奄美大島の金井工芸で染められた「泥染め」の布が付いています。手ざわりを味わいながら、表紙の裏側に、布が表から見えるように貼り付けて、図録を完成させてください。色が変化する場合があります。ぜひお楽しみください。
(色移りにご注意ください。)
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東京都美術館 開催の展覧会「大地に耳をすます 気配と手ざわり The Whispering Land: Artists in Correspondence with Nature」の図録です。
本展では自然に深く関わり制作をつづける現代作家5人をご紹介。野生動物、山の人々の生業、移りゆく景色や植生、生命の輝きや自然の驚異を捉えた作品は、自然とともに生きるつくり手の瑞々しい歓喜に溢れています。
同時に、ときに暴力的に牙をむき、したたかな生存戦略をめぐらせる自然の諸相を鮮烈に思い起こさせ、都市生活では希薄になりがちな、人の力の及ばない自然への畏怖と敬意が感じられます。未開の大自然ではなく自然と人の暮らしが重なる場から生まれた彼らの作品は、自然と人の関係性を問い直すものでもあります。
古来人間は、自然の営みに目を凝らし、耳をすまし、長い年月をかけて共生する術を育んできました。自然に分け入り心動かされ、風土に接し生み出された作品は、人間中心の生活のなかでは聞こえにくくなっている大地の息づかいを伝えてくれます。かすかな気配も捉える作家の鋭敏な感覚をとおして触れる自然と人のあり様は、私たちの「生きる感覚」をも呼び覚ましてくれるでしょう。
作家(五十音順)
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榎本裕一、川村喜一、倉科光子、ふるさかはるか、ミロコマチコ
目次 contents
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川村喜一
ふるさかはるか
ミロコマチコ
倉科光子
榎本裕一
「大地に耳をすます 感覚を呼び覚ますために」大橋菜都子
作家略歴
出品作品リスト
みどころ
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●自然とともに生きるよろこび
都市を出て、豊かな自然と風土に身をおいたつくり手をご紹介します。 川村喜一が移住者としての新鮮なまなざしで撮影した知床の日常や、榎本裕一が魅了された極寒の根室の景色をモティーフとした作品が、東京の展覧会場に自然の息吹を伝えます。
●空間にあわせた新作
ミロコマチコは、東京都美術館の個性的な広い空間に合わせて、生命のうごめく奄美大島をイメージしたインスタレーションを制作。ふるさかはるかは、取材地の漆を使った15枚組みの大きな木版画に取り組み、青森の木立のような展示空間をつくります。
●5人の現代作家による多彩な作品
写真、木版画、油彩画、水彩画、インスタレーションなど5人の現代作家による多彩な作品を展示。倉科光子による東日本大震災の津波と復興がもたらす植生の変化を捉えつづける作品をはじめ、さまざまな角度から人と自然の関係を見つめ直します。
【東京都美術館公式ホームページより】
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