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作品名:黒猫
サイズ:5.2×3×10.6cm
素材:樹脂・石粉
・商品に触れる際は、汚れや色移りの恐れがございますので、取り扱いには十分にご注意ください。
・色や形に若干の違いがある場合がございます。
・輸入商品の為、パッケージのスリーブに傷み等が見られる場合がございます。スリーブ内箱の保護のために付けたままお送りいたしますので、ギフトの場合は、あらかじめご相談ください。
スタンランの黒猫
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まるでポスターから抜け出てきたかのようなスタンランの黒猫が、手のひらサイズの可愛らしいミュージアムグッズになりました。デスクに、玄関に、飾り棚にさりげなく飾れそうなアートなオブジェです。
黒猫のヒゲ、目の上の長い毛まできちんと表現されています。猫好きにはたまらないポイント!両手を台の上で揃え、きりっとした表情。どこに置いても絵になりますね。
アート好きな方には、おすすめのグッズです。
きっと、あなたのお部屋の素敵なインテリアになってくれるでしょう。
作家
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テオフィル・アレクサンドル・スタンラン Théophile Alexandre Steinlen(1859 - 1923)
スイスのローザンヌ生まれ、フランスのアール・ヌーヴォーの画家、版画家。ベル・エポック期のパリの貧しい庶民生活を主題とした、風刺と感傷をあわせもつ絵で知られており、「街のミレー」と呼ばれるほど人気を博しました。匿名で社会悪を批判した作品も多く制作したと言われています。ポスターや挿絵、本の表紙を手がけたほか、新聞・雑誌のために版画も制作しました。スタンランの絵画は、後のピカソの「青の時代」に大きな影響を与えたと言われています。大好きな猫をモチーフとした作品を多く制作したことでも有名です。
19歳でスイスからパリに移った後は、下積みを経て、挿絵画家、商業デザイナーとして活躍しました。1880年頃からモンマルトルに移住し、定期文芸誌「ジル・ブラス(Gil Blas)」や週刊風刺雑誌「ル・リール(Le Rire)」などの挿絵を描きます。1883年から1920年の間に膨大な数のイラストレーションを制作しましたが、その間の1901年にフランスの市民権を得ました。1923年、モンマルトルにて64年の生涯を終えました。
スタンランと文学キャバレー「黒猫(シャ・ノワール)」
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スタンランは、趣味として絵を描く生活を送っていた、ローザンヌ郵便局に務める父サミュエルのもとに生まれました。
祖父テオフォル・クリスチャン・ゴットリープも、風景水彩画家として活躍しており、幼い頃から芸術と親しむ環境でした。
ローザンヌ大学で学んだ後、エミール・ゾラの小説に感銘を受けて、フランス・パリへ移り、テキスタイル工場でデザイナーの職業訓練を積みます。
その後、パリ、モンマルトル地区の芸術コミュニティに参加するよう画家のフランソワーズ・ボシオンに勧められました。
そこで出会った画家アドルフ・ウィレットをきっかけに、キャバレー「黒猫(シャ・ノワール)」に出入りするように。
そこは有名な文学キャバレーとして知られ、多くの名士や文学者・音楽家・画家などを集めて賑わっていました。
「黒猫(シャ・ノワール)」に集っていたのは、文学者にはゾラ、音楽家のドビッシーなどなど、時代の寵児たち。
ここでの出会いは宝となって、キャバレーのオーナーや芸人、歌手の紹介を受け、ポスター作成の仕事が舞い込んでくるようになり、ポスターデザイナーとしてのキャリアを始めることができました。
そう、スタンランの代表作とも言える、黒猫をモチーフにした有名なポスター「ルドルフ・サリスの「ル・シャ・ノワール」の巡業」(1896年)も、このキャバレーから受注したポスター作品です。
スタンランはやっぱり猫が好き
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「猫」といえば、スタンラン!
猫と娘コレットをモチーフとしたポスターで大きな成功を収めたスタンランは、大の猫好きの画家として知られています。
版画集「猫たち」なども出版するほど、彼の作品には数多くの猫が描かれていて、猫好きにはたまりません。
スタンランは、1900年から10年間、彫刻も制作していましたが、その作品モチーフもやっぱり猫、猫、猫!
また、自身のサインも猫をモチーフにしたとか!?
自宅でもたくさんの猫を飼い、「猫屋敷」状態!
「猫のスタンラン」と呼ばれるほど、猫を愛し続けた画家でした。
スタンランとロートレック
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フランスで、同時期にポスター画家として活動をしていた二人は、どこか画風が似ていませんか?
スタンランとロートレックの二人は同じモンマルトル在住。
当時、文学キャバレー「黒猫(シャ・ノワール)」に出入りしており、親交があったと言われています。
スタンランは1859年生まれ、ロートレックは1864年生まれ。
年齢的にはスタンランの方が少し先輩ですが、スタンランはロートレックに触発され、自らの独創的なスタイルを確立したとか。
ベル・エポック期の同じ時代を生きる画家として、今日まで名声を轟かせているスタンラン、ロートレック、ミュシャ、シェレは共に時代を牽引し、社会的影響を与えたと言われています。
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