サイズ:ポストカード/14.8×10.5㎝
フレーム/16.3×11.8×2.2㎝
素材:ポストカード/紙
フレーム/ガラス、MDFボード
デ・キリコの作品カードをインテリアに
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デ・キリコの作品「不安を与えるミューズたち」を雰囲気を引き立てるフレームにセットしました。作品の持つ不思議な世界観を、お部屋でもいかがでしょうか。
シンプルなホワイトカラーのフレームは、さまざまな雰囲気のお部屋やインテリアに合います。
フレームをはずせば、中身はポストカードとしてご利用いただけます。
※こちらのセットはオンラインショップ限定販売です。
作品
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作品名:不安を与えるミューズたち The Disquieting Muses
作者名:ジョルジョ・デ・キリコ
制作年:1916-1917年
所蔵先:ピナコテーク・デア・モデルネ(バイエルン州立絵画コレクション ミュンヘン ドイツ)
デ・キリコの作品にしばしば登場するマネキン。人間の表情を豊かに描くことが主流であった絵画の流れにおいて、キリコが描いた、表情や人物像の読み取れないマネキンは衝撃的なものでした。
この作品で描かれているのはギリシア神話のミューズたちです。左側の像は、喜劇を司る女神タレイア。右には、悲劇の女神メルポメネ。ここでは、マネキンが仮面を取り外してしまった様な姿で描かれています。右奥には、もう一人の女神が影の中に立っています。
背景の赤い建物は、北イタリアの都市フェラーラに実際にある、エステ城です。1916年、デキリコは第一次世界大戦で入隊してフェラーラに滞在していました。キリコは、フェラーラを「完璧な幾何学的な街」と称賛し、度々作品に描いていました。
またこの作品は、本人、贋作者等の他者共々多くの複製が存在していて、そうしたエピソードも含め謎めいた作品となっています。
作家
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ジョルジョ・デ・キリコ Giorgio de Chirico(1888-1978)
20世紀に活躍したイタリアの画家であり、彫刻家。ニーチェやショーペンハウアーの思想、ベックリンやクリンガーらの作品に影響を受けたキリコは、1910年頃より空虚な都市風景、マネキン、奇妙なゆがみをみせる遠近法、幾何学的形態などによる哲学的、暝想的画風を追求します。そして、それらを元に、1917年カッラとともに「形而上絵画(形而上派・メタフィジック絵画)」と呼ばれる芸術動向、および絵画様式を提唱しました。街路の片隅、広場、鉄道の駅、顔のないマネキン人形などを用いて、事物の非日常的な組み合わせから、幻想的で神秘的な内面世界の表現を目指しました。サルバドール・ダリやルネ・マグリットといった前衛画家たちに多くの影響を与えたキリコは、シュルレアリスム絵画の先駆けとされています。その後、古典的な作風に転じましたが、晩年には幻想的な作風に回帰。90歳の生涯を閉じるまで、精力的に創作を続けました。
*こちらは、東京都美術館で開催の「デ・キリコ展」<2024年4月27日(土)~8月29日(木)>の公式グッズとは異なります。ご注意ください。
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