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東京都美術館オリジナルブランド
TOKYO CRAFTS & DESIGNプロジェクト商品
作品名:渦巻と亀と斜格子 墨
サイズ:H330mm×W330mm
素材:羽二重 絹100%
職人:富田 篤(工房:富田染工芸)
デザイナー:南出優子
Made in JAPAN
●デリケートな素材を使用しています。お取り扱いには十分お気をつけください。
手洗い表示(選択不可)
漂白処理不可
アイロン110°まで可
ドライクリーニングは石油系クリーニングのみ可
江戸のさりげない遊び心を現代のお洒落に
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贅沢品が禁じられていた江戸時代、さりげないお洒落を愉しむため、武士の着物に用いられるようになったという「江戸小紋」柄のチーフです。「江戸小紋」は、遠目には無地に見える細かな模様が特徴。縁起のいい柄として町人たちの着物に用いられた「いわれ小紋」の柄を合わせて、2色の伝統色で染め上げました。
幾通りもの表情見せるやわらかなシルクの肌触り
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デザイナーの南出優子によるデザインを、明治のはじめから約140年もの歴史を誇る「富田染工芸」五代目の富田篤が、色の調合から染色まですべて手作業で仕上げました。素材には、着物の高級裏地にも使用される「羽二重」を使用。光沢感のあるシルクのやわらかな肌触りと、折るごとにさまざまな表情を見せる伝統柄の組み合わせをお楽しみください。
江戸小紋の手彫りの伊勢型和紙を使用している為、型紙の染ムラが出ておりますが、プリントにない手作りの味をお楽しみください。
2種類の伝統色の組み合わせと柄が持つ意味を楽しむ
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【柄】
渦巻に亀 uzumaki-in-kame:荒々しい渦巻の中に、縁起の良い万年亀が泳いでいる。
荒海の中で生きる亀は長生きの象徴として喜ばれている。
斜め格子<網代>naname-kohshi〈amishiro〉:網代格子は、塗り壁でも見られるように裕福層における象徴的な文様である。PATTERN:slanting lattice pattern〈wickerwork〉
【色】
丼鼠 dobu-nezumi:溝の辺に棲んでいる溝鼠の毛色のような暗い鼠色。
「丼」の字が用いられるのは溝の字は不潔な印象をあたえるからと考えられる。
墨色 sumi-iro:黒色に近い灰黒色。墨染は「衣服令」には家人の奴隷の衣の色となっている。
*参考文献 DICカラーガイド 日本の伝統色 第8版 DICグラフィックス株式会社
工房:富田染工芸
東京・新宿の地場産業「東京染小紋」・「江戸更紗」の伝統と技を継承している「富田染工芸」。神田川にかかる面影橋の近くに古くから位置し、130年以上の歴史とともに着物を染め続ける工房で、明治初めに浅草の馬道で初代が創業。東京染小紋の老舗として、伝統と技を現代にも継承しております。また、創業より使用されている、12万枚を超える型紙が保存されており、現在でもそれらの型紙を使用して染小紋を行っています。
江戸時代、遠目に見ると無地にしか見えないのに、実際は小さな柄が無数に連続した江戸小紋は、江戸っ子たちに粋なおしゃれとして人気がありました。富田染色工芸はその小紋を使い、「小紋タイ」や「小紋チーフ」など、伝統技術を基軸としながらも新しいデザインを生み出しています。
また近年では、ドイツのアンビエンテやパリでのメゾン・エ・オブジェなど、海外展示会での発表を重ね、国内外からの高い評価を得ています。
TOKYO CRAFTS & DESIGNプロジェクトとは
新しい伝統工芸品を
東京都美術館から、日本へ、そして世界へ。
長い年月を経て育まれてきた東京の伝統工芸。その伝統の中に生きる職人と、伝統を現代に活かそうとするデザイナーが協働し、「未来の伝統」となる工芸品の誕生を、東京都美術館がプロデュースしました。東京から発信する新たなムーブメントが起こることを期待しています。
新商品やキャンペーンなどの最新情報をお届けいたします。