夏の季節。暑さに負けそうになる日も、とびきりのお気に入りアイテムで、風情を楽しんでみませんか?平日も休日も、少し立ち止まってほっとするリラックスタイムを。大人の方に似合う、落ち着きを兼ね備えた、夏のミュージアムグッズをご紹介します。
涼しさを演出する鳥獣戯画ペアグラス
ギラギラ照らす太陽の中、やっと帰ってきた我が家で、カラカラに乾いた喉を潤すために、冷蔵庫から手に取るのは麦茶。なぜか、夏に麦茶を飲みたくなるのは、子供の頃からの習慣でしょうか。いつものマグカップもいいけれど、たまには雰囲気を変えてグラスを使ってみようと、お茶を注いでみると、浮かび上がってくる鳥獣戯画のうさぎとかえる!
思わず、「かわいい!」と声に出してしまうほど。金色の鳥獣柄の上品な佇まいに、八角形の底で持ちやすくなっていながらも、コロンとしたフォルム。涼し気な雲母のようなきらめきを有した磨りガラスも、夏の暑さにやられてしまった身としては、すべてが癒やしです。
氷も入れて、冷たさ増し増し。持ち上げた手のひらから感じる、キンキンになったグラスの冷たさに気分も上がり、一気に飲み干したあとの清涼感はたまりません。
ほっと一息入れて「さぁまた頑張るぞ!」という気持ちにさせてくれる、この夏、私の冷えた飲み物の相棒となったグラス。
アイスコーヒーもいいし、たまにはジュースも!
ひんやり冷たいをお揃いのグラスを片手に、家族との談笑も楽しいひととき。夏の暑さを癒やしてくれる、そんなブレイクタイムが私のリラックス時間です。
伝統的な和の暮らしを引き継ぐ手ぬぐい
日常的に持ち歩く「布もの」といったら、ハンカチ。その中でも、近年はタオルハンカチが主流で、私もほとんどがそれです。
でも、一定の層からは根強い支持を得ている「手ぬぐい」。ふとしたときにハンカチではなくて手ぬぐいを鞄から取り出した知人をみて、「手ぬぐいを普段使いしているなんて粋でかっこいい!」と、鮮烈に感じた記憶があります。
手ぬぐいは、その名の通り水や汗を拭ったりするために使うための。ハンカチよりも大きくて、よく手を洗う昨今では重宝するかも、と見直しました。使えば使うほど柔らかくなる綿は、クタクタになるほど手放せない。
切りっぱなしには訳があって、折り返しがない分衛生的で清潔に保てること。また、本来は自分の好きなサイズに切って、使うこともできるということ。そんな先人の知恵が詰まった代物なのです。通気性もよく、すぐ乾くから使う頻度もあがりそう!
江戸時代に流行った手ぬぐいですが、最近は水を拭うだけではなく、タペストリーのように飾ったり、テーブルクロスとして使ったり、埃除けにも◎
ラッピングして華やかさを演出したり、生活の様々な場面で活躍しています。
さて、今年の夏は、各地で祭りが復活するところも多いと聞きます。夏祭りには、法被に、浴衣に、下駄に、それからハンカチタオル……ではなく、ここは手ぬぐいでしょう。
頭に巻いたり、首にかけたり。お揃いの法被の中で、それぞれの個性が際立つのが手ぬぐいなのかもしれません。お気に入りの柄を身にまとい、久しぶりの開放された楽しい夏を、お過ごしくださいね。
他にも、夏にぴったりのアイテムがたくさん。ぜひチェックしてみてください♪