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サイズ:15×10.7×1.5㎝
著者:小林英樹
出版社:中公文庫
単行本(ページ):340ページ
ゴッホのメッセージを読みとく
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画家でもある著者が、ゴッホの代表的な作品とされる、或る「スケッチ」について絵画法の観点や弟テオとの間で取り交わされた書簡等の解読により、贋作であることを証明しつつ、ゴッホの最期のメッセージを読み解き、自殺の真相を鮮やかに描き出す。
2000年の日本推理作家協会賞受賞作を改訂した決定版。
ミュージアムショップスタッフ【ムライ】のオススメ
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「贋作者Xの正体とは」
有名になればなるほど、その作品を模写して富を得ようとしたり、または才能に嫉妬するものがいつの時代もあるものだと思った。
それは世界的な画家であるゴッホの作品も例外ではないのだと思う。
誰もが本物と疑わず、ゴッホのスケッチだと思っていたものが、実はそうではなかった時の衝撃たるや、何を信じればいいのかわからなくなるほどである。
その理由について、本書では根拠を持って書かれているので、読めば納得する内容であると思う。
贋作者の正体とは?ゴッホの死の真相など、内容が盛りだくさんの一冊。
目次
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第一章 パリーアムステルダム
第二章 一八八八年 夏ー秋・アルル
第三章 アルルのゴッホ寝室
第四章 贋作の論拠
第五章 オーヴェール=シュル=オワーズ
第六章 「七月六日」
第七章 ヨーの「功績」
第八章 死の捏造
第九章 贋作者の正体
第一〇章 ドービニの庭
「完全版 ゴッホの遺言」エピローグ
著者
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小林/英樹
1947年生まれ。川越高校、東京芸術大学油画専攻卒。現在、愛知県立芸術大学教授(油画専攻)。『ゴッホの遺言』(情報センター出版局)で2000年日本推理作家協会賞受賞。造形的制作と並行し、画家の視点を生かしながらゴッホ研究に取り組んでいる。
フィンセント・ファン・ゴッホ
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オランダのポスト印象派の代表的画家。
オランダ南部の小さな町フロート・ズンデルトで生まれました。
27歳になった1880年頃から画家を目指した遅咲きの画家ですが、その活動期間は約10年と短い画家でした。一番の理解者である弟テオに支えられながら、大胆で鮮やかな色彩と感情的で独特のタッチで、精力的に創作活動を行いました。
特に、パリから南フランスのアルルに拠点を移した後は、ゴーギャンとの共同生活をした「黄色い家」や、「ひまわり」「夜のカフェテラス」など、現在代表作と呼ばれる作品を次々に生み出しました。ゴーギャンとの共同生活は9週間と短く、精神を病み入院。
1890年、拳銃によって自らの命を絶ち、37歳でその短い生涯を終えました。
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