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なら 手数料無料で月々¥280から
作品名:いちご泥棒
サイズ:直径4.8 ×高さ5cm(10m巻)
素材:紙
※本商品はMORRIS&CO.を継承した英国サンダーソン社のライセンスのもと、製造され
たデザインです。
みんな大好き マスキングテープ
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今や、定番のミュージアムグッズとなったマスキングテープに、モリスデザインが仲間に入りました。
元は塗装現場などで作業用に用いられていたものですが、可愛らしい柄が爆発的に増えるや否や、「文房具」として不動の地位を確立したマスキングテープ。
マスキングテープは使い道も多く、アイデア次第で多様な楽しみ方ができます。
・メモの仮止め
・ラッピング
・デコレーション
・ハンドメイド品の材料 などなど…
幅広タイプなので、特にハンドメイド・デコレーションにおすすめです。
空き箱にデコれば、ただの箱がステキなモリス柄に。
部屋の壁の一部やディティールをデコレーションすれば、壁紙のように使えてオシャレなインテリアに。
人や場所を選ばないデザインで、幅広く使っていただける、おすすめのアートグッズです。
名作「いちご泥棒」
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ウィリアム・モリスの代表作ともいえる「いちご泥棒」。
「泥棒」と聞くと物騒なイメージですが、この「泥棒」は可愛い小鳥ちゃんたちのこと。
「イチゴを育てる農民が鳥にイチゴを啄まれてしまうという小さな悩み」の世界観を描いたこの作品は、モリス商会においても、最も人気の高いパターンの一つ。
インディゴ抜染に赤や黄色といった藍色以外の色を取り入れた最初のテキスタイルだそうで、この表現には高度な技術と長い日数が必要とされ、このパターンプリントを完成させることへの不安を、モリスは長女ジェニーに手紙で吐露したほど。
でも、そんな苦労が、現在もその人気は衰えることを知らない、超がつくほどのロングセラーを生み出したんですね。
作品
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いちご泥棒
Strawberry Thief
1883年
作家
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ウィリアム・モリス William Morris(1834 - 1896)
「モダンデザインの父」と呼ばれる、19世紀イギリスの画家、詩人、デザイナー、マルクス主義者。1834年、イギリスにおける産業革命期の最終段階とされる時代にロンドン近郊ウォルサムストウで生まれました。証券業を営む実業家の父のもと、裕福な環境で育ちます。1853年モリスはオックスフォード大学エクセター・カレッジに入学し、教会の牧師のための教育を受けました。1856年、建築家への憧れから建築事務所に一度入所するも、その後画家になる志を持つようになり、装飾美術への道に進み始めました。1861年に設立したモリス・マーシャル・フォークナー商会は、アーツ・アンド・クラフツ運動のきっかけとして重要視されています。1875年、商会をモリスが単独で経営する「モリス商会」として再出発し、精力的に活動していましたが、1896年、病気のためハマスミスの自宅にて生涯を閉じました。今もなお、その作品はカーテンや壁紙などに使用されていて、多くの人に愛されています。
モリスと「アーツ・アンド・クラフツ運動」
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モリスが活躍した時代、それはイギリスの産業革命の成果により、工場で大量生産された商品があふれるようになった頃です。
当時の世界最先端はイギリス、ロンドン。
ちょうど日本では、天保の大飢饉の時期から明治維新を経て、明治29年までに相当する時期でした。
モリスは、産業革命による工芸品の品質低下を危惧し、仲間たち7人の共同出資による壁面装飾、装飾彫刻、ステンドグラス、金属製品、家具の5つのジャンルを総合生活芸術とし活動する商会(モリス・マーシャル・フォークナー商会、後のモリス商会)を設立。
植物の模様の壁紙やステンドグラスなどのインテリア製品や、美しい書籍を作り出しました。
生活と芸術を統合させようとするモリスのデザイン思想は、世界各国に深い影響を与えました。
その活動は「アーツ・アンド・クラフツ運動」と呼ばれ、20世紀のモダンデザインの始まりだと言われています。
世界で一番美しい家 レッドハウス
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一時は建築事務所にも入所していたモリス。
26歳のときに、新婚生活を送るための自宅を自ら建築しました。
イングランドのケント州ベクスリヒース(現在のベクスリー・ロンドン特別区)に建てられた新居の名は「レッドハウス」。
その設計はフィリップ・ウェッブが担当、家具、壁紙、カーペット、タペストリーなど内装デザインをモリスとその友人達で手がけ、独自の世界観を具現化したそう。
後にその家は「世界で最も美しい家」といわれるようになりました。
モリスの「アート・アンド・クラフツ運動」は、日本の芸術家たちにも多大な影響を与えました。
思想家で文化功労者である「柳宗悦』(柳宗理の父)や、益子焼の陶芸作家で人間国宝の「浜田庄司」らもその一人で、実際彼らは海を渡ってこの「レッドハウス」を訪ねたそう。
美の捉え方について異論を唱えるなどの記述が残っているそうです。
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