*こちらの商品はネコポス対応です。
システムの都合上、日時指定ができる設定となっていますが、
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恐れ入りますが日時指定をされたい方はヤマト配送をご指定ください。
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●東京都美術館ミュージアムショップ限定オリジナルグッズ、数量限定品
作品:「荷宝蔵壁のむだ書」(部分・猫又)
サイズ:2×11㎝ 重さ9g
素材:アルミ
made in Japan
体温が伝わりやすいアルミ製のスプーン
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おやつのお供にアートなアイススプーン。
スプーンの材質であるアルミは、鉄の約3倍の熱伝導率をもつとも言われており、その特徴を生かしたアイスクリームスプーンが人気です。
冷凍庫から出したばかりで硬くて食べにくいアイスクリーム。
皆さんは、どうされていますか?
室温で柔らかくなるまで待ってから食べる、という方も多いのではないでしょうか。
そんな時は、こちらのアイテムがおすすめです。
このアイススプーンは、手の熱がスプーンを通してアイスに伝わり、すくいやすくなるという優れもの。
日本製の安心品質です。
持ち手の中央で「大でき(良くできました)」と踊るのは、ニャ●メ…ではなく猫又。
クスっとするヘタウマなイラストがとてもかわいいですが、これは歴とした巨匠の浮世絵モチーフ!
よく見ると、猫の尻尾が2又に分かれているので、「猫又」と言うそう。
日常使いはもちろん、海外の方へのちょっとしたお土産やにも、喜ばれそうですね。
※強い力を加えたり曲げると、破損・劣化の恐れがございますので十分にご注意ください。
国芳は茶目っ気たっぷり!?
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この猫又は、歌川国芳による戯画の中でも傑作の1つ「荷宝蔵壁のむだ書」から抜き出したもの。
5枚シリーズのうちの1つで、「にたからぐら かべのむだがき」と読みます。
「荷宝蔵壁のむだ書」は、落書きのようなタッチで、歌舞伎役者や美人画が複数描かれていて、絵の中央にはコミカルに踊る猫の姿があります。
歌舞伎役者は、なんと松本幸四郎や市村羽左衛門、中村歌右衛門などの似顔絵。
猫も、歌舞伎に登場する化け猫、と言われています。
一見本当にスケッチのようですが、立派な「版画」です。
版画のイメージが覆る方もいるかもしれません。
彫師(版画の木を彫る職人)泣かせですね。
「質素・倹約・贅沢禁止」で有名な天保の改革は、風紀粛清も行い、役者絵や美人画も禁止の対象となりました。
そんな中、国芳は「荷宝蔵と呼ばれる土蔵の外壁に釘で引っかいた落書き」風なものを描き、
「禁止されている役者絵?!とんでもない、これは単なる壁の落書きですよ」
…と言い逃れつつ、「荷宝蔵(にたからくら)」は「似たから」にひっかけていて、似顔絵を描いていることをにおわせています。
なんという皮肉…、なんという茶目っ気でしょうか。
国芳の遊び心が伝わる作品です。
作品
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歌川国芳
「荷宝蔵壁のむだ書」(部分・猫又)(1848年頃)
作者
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歌川国芳 Kuniyoshi Utagawa(1797-1861)
現代では「奇想天外」と称賛されることの多い北斎と並んで人気の幕末の浮世絵師。
15歳で歌川豊国に入門も暫く不遇が続くが30歳を超えた頃「通俗水滸伝豪傑百八人之壹人」が大ヒット。
「武者絵の国芳」と一躍有名に。
その後は役者絵・美人画・妖怪画のみならず、動植物を擬人化した狂画(戯画)、西洋画の表現を取り入れた風景画、世相を揶揄した風刺画などなど、様々な分野で話題を集めました。
「べらんめぇ口調で見栄っ張り、火事と喧嘩が大好きで、好奇心は旺盛、宵越しの銭は持たない散財家」と典型的な江戸っ子気質。
そして猫が大好き!(ド派手などてらの懐には常に猫が数匹入っていたとか)
そんな大胆でどこか素朴で憎めない人柄が、作品によく表れています。
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