へんてこなかわいらしさとゾクッとする感覚が混ざり合った世界観が魅力の作家、荒木珠奈さんの展覧会が開催されます。光と影、昔話、家や舟といった物語を想起させるようなモチーフを用いた作品を数多く制作している荒木さん。今回の展覧会でも大型インスタレーションをはじめとした、幅広いジャンルの多様な作品が堪能できます。
荒木珠奈作品を楽しめるミュージアムグッズ
私たちの心の底にある懐かしい感覚や感情、記憶を揺さぶりながら、非日常の世界へと誘う作品たち。本展覧会では、詩情豊かな版画や立体作品をはじめ、メキシコの先住民やさまざまな国のルーツを持つこどもたちと共同制作した作品など、初期から最新作までの120点近い作品が紹介されていますが、この度その中からセレクトされた作品がミュージアムグッズとなりました。
オンリーワンの世界観をつくりだす荒木珠奈さんの作品を自宅でも楽しみたい。愛用品として身近に楽しみたい、という方におすすめ。荒木珠奈さんご本人、美術館学芸員さんとともに作り上げた、本展覧会限定のオリジナルグッズをご紹介します。
ミュージアムグッズといえばポストカードは外せない!
ミュージアムグッズとしては、王道のポストカード。メッセージを書いて送ったり、インテリアとして部屋に飾ったり、使い方は様々ですが、今回のポストカードは、荒木珠奈さんの世界観をそのままお届けしたく、作品のサイズに合わせて特殊な形状に整えた、不定形サイズのポストカードも誕生しています。ポスターのように、フレームに入れて飾っても素敵ですね。
ポストカード 165円(税込)~ [価格はサイズ別]
※8月初旬発売予定
この夏にぴったりなアート手ぬぐい
日本の夏といえば手てぬぐい。ハンカチにもタオルにもなる万能なアイテムですが、この縦長サイズを活かして隅々まで荒木ワールドを楽しむためにセレクトした作品が、《一番最初に 道なき道を歩いて行った人の …―どこへでも続く道があって―》。高い椅子の脚(はしご)を上り始めた人物が描かれていて、タイトルとともにメッセージ性を強く感じるスタッフ一押しのミュージアムグッズです。
手拭い 1,980円(税込)
《一番最初に 道なき道を歩いて行った人の …―どこへでも続く道があって―》1998年 エッチング、アクアチント、雁皮刷り 詩・小松未季 作家蔵
食卓にもアートを
ドリップコーヒーでほっと一息
荒木珠奈さんのアート作品が、焼きたての高品質コーヒーにこだわるcafeoroさんによるオリジナルブレンドコーヒーとともに、ご自宅へ。
コーヒードリップバッグ 各324円(税込)※中身は同じです。
写真手前から
《牛レストラン》2001年 木、ペンキ、ボルト 個人蔵 Photo: Masaru Yanagiba
新作のためのドローイング 2022年 色鉛筆、水彩、マーカー、白黒コピー 作家蔵
《浮き雲暮し》2000年 エッチング、アクアチント、手彩色 作家蔵
荒木さんの作品からイマジネーションを膨らませたコーヒーディレクターの山下敦子氏。複数の豆をかけ合わせて、独自の風味や味を生み出すオリジナルの配合は、荒木さんの縁のあるメキシコにちなんで「メキシコの不思議感を表現」しています。
メキシココーヒーの飲みやすさの中に少し不思議なエチオピアコーヒーのニュアンスをプラスした、後味に心地よい苦味を感じる中深煎りです。スペシャルな味わいとアートを一緒に楽しめる、美味しい逸品です。
大判バンダナはこの夏の味方!
52×52㎝のバンダナは、大きめのハンカチとしても、プチスカーフとしても使えるちょうどいいサイズ。目が細かく、やわらかな風合いの綿100%の生地は扱いやすく、この暑い毎日を乗り切るためのマストアイテムになりそう!今回のインスタレーションのために描かれたドローイングと、物語性あふれる《湖のよる》の2作品が楽しめる、普段使いにぴったりのミュージアムグッズです。
バンダナ 1,650円(税込)
《湖のよる》2000年 エッチング、アクアチント 作家蔵
バンダナ 1,650円(税込)
新作のためのドローイング 2022年 色鉛筆、水彩、マーカー、白黒コピー 作家蔵
バッグに入れやすい小さめクリアファイル
こちらも、ミュージアムグッズ定番のクリアファイル。A5サイズで使いやすく、チケットやはがきの保管にも最適です。アートファンにはクリアファイルコレクターが多いですが、本展しか手に入らない特別なデザインのクリアファイルを、ぜひチェックしてみてくださいね。
A5クリアファイル 各330円(税込)
左:《Una marcha de los esqueletos (ガイコツの行進)》2004年 エッチング、アクアチント、手彩色 作家蔵
右:本展覧会書下ろしキャラクター「ケエジン」
12ニンの書下ろしキャラクター
クリアファイルに登場した、へんてこなキャラクター。荒木ファンの中には、「この作品は初めてみた」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、本展覧会のために、荒木珠奈さん自身が特別に書き下ろしたキャラクターなのです。新作インスタレーション<記憶のそこ>のケージの脚が動いたら…という発想から生まれたオリジナル。その名も「ケエジン」!まさに、荒木珠奈ワールド炸裂のへんてこなかわいらしさが魅力的です。
この子たちが、ミュージアムグッズの中でも可愛らしさ全開!
▼キャラクターたちが大集合した賑やかなトートバッグは、B5サイズがゆったり入る大きさのマチありタイプ。ペットボトルや水筒も収まるので、ランチバッグやサブバッグとして活用いただけます。
トートバッグ 2,200円(税込)
持ち手が長いので女性なら肩掛けも可能で、日常使いに重宝しそう。
▼アクセサリー感覚でアート作品を楽しめる、展覧会オリジナルのアクリルチャームです。チャームは全部で5種類。ブラインド販売のため、中が見えない袋に入って販売されています。何が当たるか、開けてからのお楽しみ♪どれも可愛いから、ハズレ無しですね!
アクリルチャーム 各660円(税込)
※中身が見えないお楽しみ袋に入っているため、柄は選べません。
カバンやポーチのチャームとして、また家や自転車などの鍵につける飾りとして。普段使いのちょっとした小物をさりげなく現代アート仕様にでたら、オシャレですよね。
チャームは、素手で開閉できるフックがついているので、お手持ちのキーホルダー金具にキャラクターを組み合わせて付けると、さらに楽しみの幅が広がりますよ。
(販売商品には、写真のキーホルダー金具は付いていません。)
物語性あふれる作品がもたらす鑑賞体験ができる本展覧会。「越境」「多様性」「包摂」といった国や地域を越えて現代社会が共通して抱えるテーマについて思いを寄せ、一人ひとりの日々の暮らしのかけがえのなさ、生きていくことのポジティブな力を見つめることのできる荒木さんの作品を、美術館で鑑賞した後もミュージアムグッズを通して、より身近に感じてみませんか?
▼これから新商品も続々登場!随時、こちらで更新していきます。お楽しみに♪
展覧会情報
展覧会名:うえののそこから「はじまり、はじまり」荒木珠奈 展
会 場:東京都美術館 ギャラリーA・B・C
会 期:2023 年 7 月 22 日(土)~10 月 9 日(月・祝)
休 室 日:月曜日、9 月 19 日(火)
※ただし 8 月 14 日(月)、9 月 18 日(月・祝)、10 月 9 日(月・祝)は開室
開室時間:9:30~17:30、金曜日は 9:30~20:00(入室は閉室の 30 分前まで)
観 覧 料:一般 1,100 円、大学生・専門学校生 700 円、65 歳以上 800 円
※高校生以下は無料
※7月28日~8月25日までの金曜日は、17時以降の入場の方に限り、学生無料、一般・65歳以上は各料金より200円引き(他の割引との併用はできません)
※10月1日(日)は「都民の日」により、どなたでも無料。
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1 名まで)は無料
※いずれも証明できるものをご持参ください。
※「マティス展」「永遠の都ローマ展」のチケット提示にて、各料金より 300円引き(1 名 1 回限り、他の割引との併用はできません)
※都内の小学・中学・高校生ならびにこれらに準ずる者とその引率の教員が学校教育活動として観覧するときは無料(事前申請が必要)
主 催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館
問合せ先:03-3823-6921(東京都美術館)
作家プロフィール
荒木 珠奈(あらき たまな)Tamana Araki
東京都出身。メキシコ留学時代に版画の技法に出会い、90 年代から、版画、立体作品、インスタレーションなど幅広い表現の作品を発表。ワークショップを通じて、こどもやメキシコの先住民などさまざまな人々と共同で作品制作も行う。現在はニューヨークを拠点に、自身のペースで活動を続けている。
1970 年 東京都生まれ
1991 年 武蔵野美術大学短期大学部卒業
1993-94 年 メキシコ国立自治大学美術学部/サン・カルロス大学院(聴講生)
1997 年 武蔵野美術大学造形学部卒業(学士)
2004-05 年 メキシコ国立エスメラルダ美術学校(招待作家/ポーラ美術振興財団在外研修員)
現在 ニューヨークを拠点に活動