可愛らしい、ころんとした水ボトル。
東京都美術館ミュージアムショップのスタッフが企画した、新しいミュージアムグッズです。
一度手に取っていただきたい、この特徴的なフォルム。
なかなか見かけないですよね。
この商品、スタッフの一目惚れからスタートした企画でした。
その開発秘話をお話ししたいと思います！
スタッフの商品開発秘話 水がミュージアムグッズに！？
衝撃的な出会いでした。
一目見て、このウォーターボトルで「ミュージアムグッズを作りたい！」と思いました。
小さくて可愛らしいフォルムに一目ぼれしたのです！
「水でミュージアムグッズ？」と思われる方もいるかもしれませんが、私達ショップ店員は、東京都美術館の掲げる「アートの入口」というミッションに共感し、「どんなものなら、アートを気軽に日常で楽しんでもらえるかな」と考えながら、お店を運営しています。
作品をあしらったグッズは、アートファンには日常使いで楽しんでいただけていますが、アートを楽しむことに対するハードルが高い方には、なかなか選択肢として入ってこないかもしれません。そんな時、「見た目に関係なく日常でよく使うものにアートを忍び込ませたらどうか」と、逆の発想をしてみました。
喉が乾いたら誰でも水を飲むはず（笑）という発想で、その時に「あれ、この可愛いデザインはゴッホの作品だったのね」と、アートに触れあう接点を作り出せたらいいなと思ったのです。飲み終わったら、お花を挿してみたり、入れものとして活用したり、様々な工夫をしていただけるとなお嬉しいですね。
こだわりのラベルデザイン
今回ラベルのデザインを考えるにあたり、どの作品を選ぶか、かなり悩みました。市販のペットボトルをよく見ていただくと気付くと思うのですが、ラベルデザインって透明な部分と不透明な部分がうまく組み合わさっているのです。この面白さを活かせないかと思い「皆が知っている画家」の中から「背景が透き通ると綺麗な作品」を探し、最終的にこの3作品を選びました。
先だって店頭に並んだ中で、一番人気となっているゴッホの「星月夜」デザイン。透き通る夜空が光できらめく様子は、とても綺麗でおすすめです。
言わずと知れた大人気名画、モネの「睡蓮」をデザインしたボトルです。光に照らされると透明感のあるブルーが本物の水面のようにきらめき、静かな水面に漂う睡蓮がエレガントなデザインとなりました。
最後まで一番悩んで選んだのが、こちらのルノワールの「水浴者」です。透き通った海水の透明感から際立つ、ルノワールの特徴的な柔らかい女性像を楽しめるデザインとなりました。
スタッフ自身も、透き通るデザインがとてもお気に入り！
また、富士山の天然水なので、誰かにちょっとしたプレゼントを贈りたいときでも、相手の嗜好に悩まず渡すことができておすすめです！
容量も330mlと小さめの飲みきりサイズなので、手軽ですよね。こまめに入荷し、その都度新しいナチュラルミネラルウォーターをボトルに充填しています。常に新鮮な状態で販売していますので、安心していただけるかと思います。
日常に溶け込むアートを目指して
ミュージアムショップは、美術展にいらした方がその感動を自宅に持ち帰り、余韻を楽しむための役割だと思っていますが、「絶対に美術館に来ないと楽しめない」というわけではなく、こうしてオンラインでも販売することで、気軽に日々の暮らしに溶け込ませる役割を担えたら嬉しいです。
私の理想としては、ビジネスの場の会議室の卓上に並んでいると嬉しいなと思います。昨今コロナ禍で、湯飲み茶わんではなくてペットボトル飲料を利用されている会社も多いと思いますが、いつもは市販のものでも、たまにはデザイン性があってちょっと遊び心のあるものが並んでいると、堅い空気をアートが和らげてくれるようで、お相手との会話も弾みそうですね。対極の世界のようですが、そういったシーンにまでさりげなく、そして違和感なくアートが溶け込めたなら、喜びもひとしおです。
大量に買うと重いので、ぜひオンライン注文での配送もご利用くださいね！
（大量注文は、別途ご相談ください♪）
