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2022/06/13 08:32



HELLO KITTY MUSEUM ART COLLECTION
ー ハローキティ ミュージアムアートコレクション ー


誰もが一度は見たことのある、名画になりきったハローキティは、思わず誰かに教えたくなるようなインパクト!
人気のポストカードやクリアファイルをはじめ、気軽に使える靴下や、ダイカットのステッカーまで、バリエーションは様々です。

普段は、美術館や絵画にあまり接することがなくても、このハローキティのグッズならアートがもっと身近なものに。
いつでもどこでもアートな気分を楽しめます。
ハローキティを通して、小さなお子様から大人まで、アートに親しめるミュージアムグッズをお楽しみください。


コラボ名画①

エドヴァルド・ムンク「叫び」

(1893年 オスロ国立美術館蔵)

ノルウェーの国民的画家ムンク。
今や世界中に知られる「叫び」を描いた西洋近代絵画の巨匠です。
誰もが知る名画で、口を開けて、「オー!」と叫ぶ真似をした方も多いかも!?
実は、叫んでいる姿ではなく、「自然を貫く果てしない叫び」に怖れ、恐怖から耳をふさいでいる姿が描かれている、それがこの絵画なのです。
ムンクが感じた幻覚を描いたとされています。
なんと、1994年と2004年の二回も、盗難被害にあった作品。
無事に美術館に戻ってきましたが、泥棒をも魅了する何かがあるのでしょうか。



コラボ名画②

レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナ・リザ」

(1503‐1519年頃 ルーヴル美術館蔵)

今やイタリアのルネサンス期を代表する巨匠ですが、「ダ・ヴィンチ」とはヴィンチ村出身であることを意味しており、もともとは名字がないようなごく普通の人でした。
「モナ・リザ」のモデルの女性は、モナ・リザ=ジョコンド夫人であるというのが有力な説で、モデルが'憂鬱な表情’にならないよう、音楽家や道化を部屋に呼んで自然な微笑みを引き出そうとしました。
当時のキリスト教では微笑む肖像画はタブーでしたが、レオナルドにとって「肖像画は真顔でなければばならない」という価値観への挑戦だったのでしょうか。
死の直前まで筆を入れ続けたとされる名作です。



コラボ名画③

ピエール=オーギュスト・ルノワール「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢」

(1880年 ビュールレ・コレクション)

フランスの印象派の巨匠ルノワールが描いた、「印象派主義の最も美しい肖像画」の一枚と称される作品です。
「可愛いイレーヌ」の愛称で親しまれ、日本でも人気があるのは、少女の美しい気品や可憐さが感じられるからでしょうか。
当時8歳だったモデルの少女は、ベルギーのアントワープ出身のルイ・カーン・ダンヴェール伯爵の長女イレーヌです。
しかし、サロンで高い評価を得ていたこの作品も激動の歴史の渦に飲み込まれ、第二次世界大戦の最中、ナチス・ドイツに没収されベルリンで保管されていました。
その後、戦後の1946年に当時74歳だったイレーヌに返還されましたが、3年後に競売で印象派コレクターのビュールレの手に渡った、波乱万丈な歴史があります。



コラボ名画④

エドゥアール・マネ「笛を吹く少年」

(1866年 オルセー美術館蔵)

「印象派の先駆者」「近代絵画の始祖」などと呼ばれる、19世紀フランスの画家エドゥアール・マネの代表作の一つです。
皇帝付き軍隊服の制服を着てポーズをしているモデルは、近衛軍司令官のルジョーヌ少佐に紹介された少年とされています。
一説には、顔の部分のみ息子レオンに似せたとか。
人物像の背景を「無地」にする手法は、マネが最も尊敬する17世紀スペインの画家「ベラスケス」の影響を受けています。
また、ジャポニスムに関心を寄せていたマネは、遠近法を用いた立体的でリアルな表現が好まれていた時代に、浮世絵の技法に通ずる「力強い輪郭の縁取り」と「平面的」な手法で「二次元性」を追及しました。



コラボ名画⑤

ヨハネス・フェルメール「牛乳を注ぐ女」

(1657‐1658年頃 アムステルダム国立美術館蔵)

バロック美術の巨匠とも呼ばれるフェルメールが描く「牛乳を注ぐ女」。
日常の何気ないシーンまで美しく切り取ることが出来るのは、「光の魔術師」とも呼ばれるフェルメールの計算された描写があってこそ。
メイドが傾ける壺は本当であれば中身が見えているはずですが、ここでは描かれていません。
実際にはありえない風景を描くことで、壺に視線を注目させる狙いがあったのではと言われています。
また、この作品は牛乳を注ぐ右手の部分に「一点透視図法」に使われた穴の後が残っていることが研究で判明しており、正確な遠近法を用いていることが分かります。
テーブルの上の牛乳とちぎったパンの存在から、女性が作っているのはブレッドプディングではないかと言われています。



コラボ名画⑥

エドガー・ドガ「踊りの花形(エトワール、又は舞台の踊り子)」
(1878年 オルセー美術館蔵)

フランスの印象派画家のドガは、上流階級で育ち、教養や洗練さを身に着けたパリジャンでした。
周りの画家が生活に困窮する中、銀行員である父からの経済的援助を得ながら、制作を続けていたほど裕福だったドガ。
ドガは、バレエの踊り子の作品が多いですが、実はそのブルジョワらしい趣味で、オペラ座の定期会員になるほどバレエが大好きでした。
ことに楽屋や練習風景、舞台袖といった、関係者しか出入りできない場所を選んで描いています。
しかしその現実は、一部のバレリーナをのぞいて、踊り子が芸術家としてみられる前の時代のこと、シビアで女性に厳しかった当時のパリの現実を数多く描き残しています。
代表作ともいえるこの作品の「踊り子を上から見下ろす」構図は、日本の浮世絵の影響であるとされています。



コラボ名画⑦

「散歩、日傘をさす女性」

(1875年 ナショナル・ギャラリー蔵)

印象派を代表するフランスの画家モネは、アトリエの中で絵を描くことが主流だった時代に、外光の魅力を学び、屋外で制作するスタイルを身に付けました。
自然の光の表現にこだわり、「筆触分割」と呼ばれるパレットの上で絵具を混ぜずに、細く小さな筆のタッチで絵具を置くように描写する手法を用いて、その美しさの表現を追求しました。
この作品のモデルとなった女性は、モネの最初の妻カミーユです。
彼女が長男ジャンとともに草原を散歩する様子が描かれている作品です。
1875年頃、モネはこの作品のように日傘をさした女性と子どもをテーマにした作品を、多数制作しました。
日向と日陰でドレスの白色が移り行き、たなびくスカーフが戸外制作特有の臨場感を生み出しています。

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