作品名:『野うさぎ』アルベルティーナ美術館
サイズ:7×12cm
素材:消しゴム
アートから飛び出した立体消しゴム
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可愛らしいフォルムが魅力的。
アートの世界から飛び出したデューラーの野うさぎが、消しゴムになりました。
鉛筆、シャープペンシルとともに、ペンケースに忍ばせておいたら可愛いですね。
実用的な文房具アイテムは、ちょっとしたプチギフトにもオススメのミュージアムグッズです。
可愛いらしい野うさぎ
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デューラーの代表作の一つでもあるこの「野うさぎ」は、水彩画で表現した柔らかな毛の質感が見事な作品です。
一本一本の毛が丁寧に描かれ、なんともリアルで、まるで写真のよう。
珍しい動物を見るのが好きだったというデューラーは、最初に自然研究に取り組んだ画家のうちの一人です。
自然や動物のスケッチも好んで行っていたそうです。
実は、このウサギの目には、このスケッチ部屋の窓枠の反射まで描かれていて、その緻密な描写から、この作品は画家のアトリエで制作されたものである、と言われています。
作品
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野うさぎ
A Young Hare 1502
アルベルティ―ナ美術館
作家
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アルブレヒト・デューラー Albrecht Dürer(1471 - 1528)
ドイツのニュルンベルク生まれの北方ルネサンスを代表する画家であり、版画家、数学者。木版画や風景画、水彩画による静物画などの地位が低かった時代、その地位をその手で高めるほど、多岐にわたる幅広い画法や主題で幅広く才能を発揮し、ヨーロッパ絵画の発展に様々な影響を与えました。
レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロがルネサンスの本場イタリアで活躍した時代、当時のヨーロッパで最も繁栄した都市ニュルンベルクで、金細工師の父親の元に生まれたデューラーは、幼い頃より芸術的才能を発揮していました。青年期にヨーロッパ諸国を遍歴し、二度にわたるイタリア留学を経験。本場のルネサンス芸術を学びました。イタリアの豊かな色彩や遠近法などの近代的な芸術理論に、ドイツの伝統的表現を融合させ、さらに独創的な表現方法を合わせることにより、その独自性を確立。絵画に革新をもたらしました。27歳で自費出版した木版画の連作「ヨハネ黙示録」が大ヒットしたことにより、デューラーの名は、ドイツ国内のみならず、国外にも広く知れ渡るようになりました。晩年は自らの芸術理論を体系化し多くの著述を残しました。
自画像の先駆け
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デューラーは、今では当たり前になっている、自画像の発表、自作品へのサイン、自分の作品を模倣した芸術家との著作権裁判など、先駆けで行った芸術家でした。
当時は、画家が自分の肖像画を描くことがとても珍しかった時代。
ドイツでは画家はいわゆる労働者階級であって、ただの手職人(アルティザン)に過ぎなかったのです。
しかし、デューラーは自らを「芸術家」として自負し、その地位の向上に尽力しました。
28歳のときに、自らをキリストになぞらえた肖像画を制作したデューラー。
こうした自律的な自画像を描いたのは、美術の歴史上デューラーが最初だとも言われています。
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