サイズ:40 x 140 cm(包装:24 x 24 cm)
素材:シルク100%
ドライクリーニング可、Made in France
シルク織物の街、フランス・リヨンの工房で製作されている、シルク100%のスカーフです。
おしゃれな色は名画の中にある
アートなスカーフをコーディネートの差し色に
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陽気で華やかな色彩と、軽やか且つリズミカルなタッチで、今でも多くの人々を惹きつける画家、ラウル・デュフィ。アート作品ならではの、調和の取れた色彩バランスで、シンプルコーデにもカラフルな服装にも合うスカーフとなりました。さっと巻くだけで華やかさがぐっとアップ。シルクのふんわりとした柔らかさが上品な雰囲気を醸し出し、デュフィのデザインで、現代の私達も華やかなりしパリのモード、当時の人々が憧れた異国情緒、そうした名残を感じられるかもしれません。ギフトにもおすすめです。
作品
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作品名: Persian Flowers (ペルシャの花)
作者名:ラウル・デュフィ
印象派、キュビスム、フォーヴィスム(野獣派)等から刺激を受けつつ、模索の日々が続く若き日のデュフィに、出会いが訪れます。“女性をコルセットから解放した“モードの帝王、服飾デザイナーのポール・ポワレの目に留まったデュフィは、テキスタイルデザインの世界に足を踏み入れました。
1912年には、フランスのシルク製造業を率いたリヨンのビアンキーニ・フェリエ商会とデザイナー契約を結び、4,000を超える下絵から、700以上の図案が採用。さまざまな花々や葉、蝶など身近な自然を、鮮やかな色彩を用いて大胆で斬新に図案化した絵柄は、上流階級の女性たちに大変な人気を博しました。
また、色によって複数の版を用いるテキスタイルの染色工程では、輪郭線の中に色面が収まらないことも起こり、そうした中から、線と色面がずれる独自のスタイルが生まれました。
20世紀初頭のパリで流行した異国趣味ファッション
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万国博覧会を経て“西欧”と“非西欧”が出会い、世界が広がった時代。非ヨーロッパ圏の文化美術の価値にいち早く目を向けたのは、ファッションの分野でした。20世紀初頭のパリで流行した異国趣味ファッションは、現代モードへの変革に大きな影響を与えています。
折しも大人気となったロシアバレエ団「バレエ・リュス」などのオリエンタリスムが流行した頃。ポール・ポワレが、アラブの説話集『千夜一夜物語(アラビアンナイト)』から想を得て、300名の招待客全員が古代ペルシア風の衣装に身を包んだ豪奢な宴「千夜二夜」を催したり、上流階級を中心に流行した仮装パーティーや舞台衣装が、この異国趣味ファッションに勢いを与えていたといわれています。この「千夜二夜」の招待状にはデュフィのデザインが用いられ、デュフィ自身も多大な影響を受けていたかもしれません。
作家
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ラウル・デュフィ Raoul Dufy(1877 - 1953)
野獣派に分類される19世紀末から20世紀前半のフランスの画家。ノルマンディーのル・アーヴル出身、貧しいながらも音楽愛好家の一家で育ちました。働きながら夜学で美術を学び、1900年には奨学金でパリ国立美術学校へ入学、印象派やフォービスムに影響を受けます。1910年、アポリネールの「動物詩集」の挿絵のための木版画を制作。この木版画を契機に布地のデザインの依頼を受けるようになり、数多くのテキスタイルデザインを手がけました。デザインの仕事を通じて自らの装飾性を開花させ、やがて輪郭線と色面がずれる独自のスタイルを完成させます。淡く明るく色彩、技工に走りすぎることを嫌って左手で描かれた軽やかな描線、明るい海辺の情景やパリの風景、オーケストラや音楽に関連したモチーフなど、世界中の人々に愛される作品を残しました。
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