サイズ：Mサイズ
着丈　62cm
肩幅　47.5cm
身幅　50cm
袖丈　22cm

素材：コットン100%（うち、リサイクルコットン20％使用）


天使の背じるしTシャツ
---------------------------------------------
「背じるし（背守り／子供の着物の背中にお守りとして施す日本の伝統的な刺繍）」をデザインに取り入れたTシャツ。
お子様サイズもあるため、親子でおそろいのコーディネイトにぴったりです。
綿100%のうちリサイクルコットン20%を使用。
刺繍の裏側にはクレーロゴ入りのタグが縫い付けられているため、刺繍が直接肌に触れることはありません。


作品
---------------------------------------------
作品名：忘れっぽい天使
制作年：1939年
所蔵先：パウル・クレー・センター（スイス）

クレーが闘病中、最期の一年間に描いた「天使シリーズ」の中で、最も有名な作品です。
病により手が思うように動かないこと、そして形と色彩の表現を探求していたこと、自身の体調と絵画への探求心が合致した形として、単純化された線で描かれた作品です。
伏せた目に、体の前で合わせた両手、左右の羽が明確に描かれ、天使を判別する最小限の要素で構成されています。
単純な線で明瞭であること、そして、最期の時まで作品を描くという強い思いが画面に現れ、多くの人の心を動かす作品となりました。


作者
---------------------------------------------
パウル・クレー　Paul Klee　(1879-1940)

1879年、スイスの首都・ベルン近郊のミュンヘンブーフゼーの音楽一家に生まれました。
高校卒業後、ドイツ・ミュンヘンの美術学校に入学しますが、短期間で退学してしまいます。
1914年、北アフリカ・チュニジアへ旅行したことをきっかけに、鮮やかな色彩表現と抽象表現に挑戦するようになります。
その頃第一次世界大戦が勃発。厳しい状況下でも、クレーは絵を描き続け、ドイツ各地で作品を発表していました。
1920～30年の間、ドイツの総合造形学校バウハウスで教鞭をとることになり、画家として一気に飛躍、国際的な活躍を見せます。
しかし、1933年、ナチス政権による前衛芸術の弾圧から逃れるため、故郷のスイスに亡命することに。
難を逃れたはずが、ドイツ国内の銀行口座が凍結され、経済的困窮に陥り、さらにクレーは難病を発症、1940年に60歳で亡くなります。
闘病中でも、単純化された線で多くの作品を描き、亡くなる前年の1939年にはデッサンなどを含めると約1200点を一年間で残しました。