出版社 : ナナロク社 ブルーシープ (2018/9/25)
発売日 : 2018/9/25
言語 : 日本語
単行本 : 288ページ
3週間の旅の日記
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写真家・文筆家の植本一子が、7ヵ国14都市にある17の美術館を旅して、現存するフェルメール全35作品を撮り下ろしました。
フェルメールの筆遣いと息づかい、絵画とそこに集う人々をカメラとペンで記録した「全点踏破」の旅を体験する、新しい美術書です。
写真家がどのようにフェルメールの絵を見たか、
そして絵は写真家の感情と感覚にどう触れたか。
綴られるのは私的な印象。写真は心に去来する様々な想い。
この本もまた美術作品なのです。
サブリナ・メーロ二(マウリッツハウス美術館/絵画修復家)
ミュージアムショップスタッフ【ムライ】オススメ
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共に旅をしているかのような気分にさせてくれます。
美術館で作品を鑑賞する人々、美しい風景が続きます。
不思議なことにそこに写っているのは確かにフェルメールなのですが、教科書で見るような撮り方とは異なる、その場の空気も写しているかのような写真に魅力を感じます。
誰かの旅の記録を見せてもらっているかのようで、すんなりとその世界に入っていくことが出来る。そんなイメージです。
教材というよりは、エッセイのような感覚で読むことが出来る内容となっています。
著者の植本一子さんは2003年にキヤノン写真新世紀で優秀賞を受賞。
下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げ、一般家庭の記念撮影をライフワークとしています。
本書の中の写真は、とても柔らかい光が美しいと感じました。
また現地に到着されてからどのように写真を撮り、その場所を感じていたかを細かく文章で描写しており、魅力的な一冊となっています。
【Contents Part1】
本書によせて
Museum 01
マウリッツハウス美術館
Museum 02
アムステルダム美術館
Museum 03
シューデル美術館
Museum 04
ウィーン美術館
Museum 05
ドレスデン美術館
Museum 06
アントン・ウルリッヒ公美術館
Museum 07
ベルリン国立絵画館
旅の記録Ⅰ
【Contents Part2】
Museum 08
アイルランド・ナショナル・ギャラリー
Museum 09
バッキンガム宮殿 英国王室コレクション
Museum 10
ナショナルギャラリー
Museum 11
ケンウッド・ハウス
Museum 12
スコットランド・ナショナル・ギャラリー
Museum 13
ルーヴル美術館
Museum 14
メトロポリタン美術館
Museum 15
ワシントン・ナショナル・ギャラリー
Museum 16
フリック・コレクション
Museum 17
イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館
旅の記録Ⅱ
あとがき 新しい旅
作者
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植本一子(うえもと・いちこ)
1984年広島県生まれ。2003年にキヤノン写真新世紀で荒木経惟氏より優秀賞を受賞。広告、雑誌、CDジャケット、PV等、幅広く活動を続ける。2013年より自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げ、一般家庭の記念撮影をライフワークとしている。
文筆家としても注目を集め、著書に「かなわない」(タバブックス)、「家族最後の日」(太田出版)、「降伏の記録」(河出書房新社)などがある。
*こちらは、東京都美術館で開催の「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展2022年2月10日(木)~4月3日(日)」公式グッズとは異なります。ご注意ください。
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