『田中一村作品集 増補改訂版』
監修・解説:大矢鞆音
編: NHK出版
出版社:NHK出版
サイズ:B4変型判 26 x 35 x 1.5cm
ページ数:136ページ
228点を収載した豪華な作品集
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2001年に出版された『田中一村作品集[新版]』の増補改訂版です。異端の画家・田中一村は、特定の画壇に属さず師につかず、その学びの姿勢は克己と挑戦でした。日本の南画にとどまらず、本場中国美術をも自分のものにし、西洋絵画においてはピカソまで視野に入れていました。独学の果てに選んだテーマは「墨画の近代化」。亜熱帯の植物をモチーフに「奄美12か月」を完成させた一村。228点におよぶ収載作品から、その生涯と軌跡を新たにたどります。
作家
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田中一村 Isson Tanaka(1908-1977)
明治時代から昭和時代にかけての日本画家。晩年移り住んだ奄美の自然に魅せられ、鋭い観察眼で描いた大胆かつ繊細な花鳥画で知られます。明治41年、栃木県に生まれた一村は、彫刻家の父より手ほどきを受け、幼年期より稀有な画才を発揮し、若くして南画家として知られるようになります。東京美術学校(現・東京藝術大学)日本画科に入学しますが、2か月で退学。
その後、転居を繰り返しながら独学で自らの絵を模索しますが、展覧会での評価が振るわず、中央画壇への希望を失った一村は、50歳を過ぎて家財を売り払い単身奄美へ移住します。紬工場で染色工として働きながら創作を続けますが、生涯中央画壇に認められることなく69歳で生涯を終えました。ゴーギャンがタヒチに移り住んだように、一村も奄美大島に移住し生涯を終えたことから、「日本のゴーギャン」との異名もあります。
著者
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大矢鞆音
日本画家大矢黄鶴の次男として東京に生まれる。1962年早稲田大学第一文学部美術学専修卒業、NHK出版入社。多くの美術図書編集に携わる。奈良県立万葉文化館、鹿児島県奄美パーク田中一村記念美術館、津和野町立安野光雅美術館設立に協力。現在、美術評論家連盟会員、津和野町立安野光雅美術館館長。著書に『画家たちの夏』(講談社)、『田中一村作品集 増補改訂版』(NHK出版)、『田中一村 豊饒の奄美』(NHK出版)、『評伝 田中一村』(生活の友社)、『安野光雅作品集』(東京美術)などがある。
(出版社ウェブサイトより引用・抜粋)
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