『エゴン・シーレ 【自作を語る画文集】永遠の子ども』
訳編者:伊藤直子
出版社:八坂書房
サイズ:A5判(15.7×21.5×1.5㎝)
ページ数:144
シーレ自身の言葉で綴る生涯と作品
---------------------------------------------
世紀末ウィーンを代表する画家エゴン・シーレの作品と、
彼自身が綴った言葉が収録されています。
スペイン風邪に感染し幕を閉じた28年という短い生涯の中で、
彼はどのように生き、どのように作品を生み出したのかを、
芸術に対するほとばしる情熱を綴った詩文や、
困窮した生活費を無心する手紙などから読み解くことができます。
作品の力強さとともに、彼の言葉からも伝わってくる強いメッセージを感じることができます。
目次
---------------------------------------------
はじめに
1905-1909年:画家になるまで
1910-1914年:シーレ誕生
1915-1918年:成功と早すぎる終焉
実現しなかった「芸術の広間(クンストハレ)」構想のための宣言
エゴン・シーレ略年譜
掲載図版一覧
主な参考文献
シーレ作品を所蔵する国内の主な美術館
編訳者 伊藤直子
---------------------------------------------
東京生まれ。
東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。
現在、中央大学他非常勤講師。専門はドイツ文学、ドイツ文化史。
エゴン・シーレ Egon Schiele(1890-1918)
---------------------------------------------
オーストリア・ウィーンで活躍した画家。短い生涯でありつつも、19世紀末を経て芸術の爛熟期を迎えたウィーンで、当時盛んであったクリムト率いるウィーン分離派や象徴派、表現主義に影響を受けながら、当時の常識にとらわれない、人間の死とセクシュアリティを追求した、挑戦的で強烈、個性的な画風を確立させました。
体を極端にひねったり、うずくまったり、膝を抱え込んだりと、印象的で独特な人物画のポーズが特徴です。
1890年、ウィーン近郊で生まれたシーレは、幼少の頃から絵の才能を発揮し、1906年には学年最年少の特別扱いでウィーン美術アカデミーに入学しました。
しかし、アカデミーの保守的な古典主義に馴染めず授業を離れ、尊敬するグスタフ・クリムトの弟子となります。
1909年、19歳になったシーレは、仲間と共に「新芸術集団」を結成。
独自の表現主義的な画風を確立しました。
第一次世界大戦に翻弄されるも、作品発表の機会を得て国際的に評価が高まり、社会的な成功を収め始めた矢先、スペイン風邪が流行し夫婦で感染。
妊娠中の妻・エーディトが亡くなった3日後、シーレも命を落としました。
※この商品は、最短で2月4日(土)にお届けします(お届け先によって、最短到着日に数日追加される場合があります)。
※こちらの価格には消費税が含まれています。
※送料は別途発生いたします。詳細はこちら
※¥5,500以上のご注文で国内送料が無料になります。
新商品やキャンペーンなどの最新情報をお届けいたします。