SOLD OUT
サイズ:21×15×1㎝
著者:林綾野
出版社:講談社
単行本(ページ):127ページ
ゴッホゆかりの地のレシピ、26点掲載
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生涯、とりたてて食べることに執着の無かったゴッホ。
それでも彼の手紙の中にはいくつか食にまつわる記述が残されていました。
リンゴやカニ、じゃがいもなどの食材。
カフェやレストランといった題材を作品に描くこともしばしば。
本書は、限られた資料の中で画家が何を食べていたのかをイメージして、掲載した一冊です。
その土地で、彼とすれ違う人々は一体何を食べていたのか。
想いを馳せる、旅とレシピの本です。
ミュージアムショップスタッフ【ムライ】オススメ
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「見ているだけで食欲が沸く、たのしい一冊」
フィッシュアンド・チップスからゲハクルト(肉団子)やハットスポットなど。
聞きなれない料理もよく見れば、材料は一般家庭にありそうな食材たち。
聞いたことのない現地でしか手に入らないような調味料は書かれていません。
素朴で飾り気のない食事を好んでいたというゴッホ。
本書は、見るだけで食欲が沸いてくるような内容の上に、料理ごとにゴッホにどう関係しているのかなどが書かれていて気がつけばあっという間に読み終わってしまいました。
現地をめぐることは出来なくても、その土地の料理を再現し、画家の生活に想いを馳せる。
海外に行くのが難しい今だからこそ、そんな過ごし方もいいのではないでしょうか。
林綾乃さんの文章に「食への関心は、その人の生き方を伝えてくれます。粗食もまた、画家の生き方の現れでした」とあり、新たな視点を得たかのような気がします。
目次
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・旅人ゴッホ
・作品ギャラリー
・オランダ
・イギリス
・ベルギー
・パリ
・南フランス
・オーヴェール=シュル=オワーズ
●収録作品
ゴッホの椅子、アルルの寝室、夜のカフェテラス など20作品
●再現レシピ
カニのクロケット、タルトタタン、チコリのグラタン など26点
フィンセント・ファン・ゴッホ
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オランダのポスト印象派の代表的画家。
オランダ南部の小さな町フロート・ズンデルトで生まれました。
27歳になった1880年頃から画家を目指した遅咲きの画家ですが、その活動期間は約10年と短い画家でした。一番の理解者である弟テオに支えられながら、大胆で鮮やかな色彩と感情的で独特のタッチで、精力的に創作活動を行いました。
特に、パリから南フランスのアルルに拠点を移した後は、ゴーギャンとの共同生活をした「黄色い家」や、「ひまわり」「夜のカフェテラス」など、現在代表作と呼ばれる作品を次々に生み出しました。ゴーギャンとの共同生活は9週間と短く、精神を病み入院。
1890年、拳銃によって自らの命を絶ち、37歳でその短い生涯を終えました。
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