サイズ:17.5×19.5×1.5㎝
作:林 綾野
絵:たんふる
@Ayano Hayashi,Tan Ful Tan 2017,Printed in Japan
ゴッホの一生が絵本に
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夢中になって描き続けた10年間はどのようなものだったのか。
旅に生き、弟テオに心内をぶつけた一生を林綾野とたんふるたんが描く。
作品や書簡から画家の食卓を探り出し、レシピを再現、調理して画家の生活に思いを巡らせる「画家の食卓」シリーズや、「絵本でよむ画家のおはなし」シリーズでその人柄に迫る書籍の執筆を続けている林綾野さんが、絵本作家・たんふるたんさんとゴッホの一生に挑みました。
誰かの、何かの役に立ちたい。ゴッホの想いは絵に向かう。
27歳から画家を目指し、苦難の中にも絵を描く喜びを見い出したゴッホ。
駆け抜けるように生きた37年の人生を見つめます。
ミュージアムショップスタッフ【ムライ】オススメ
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「知ると印象が変わりました」
ゴッホというと、感情にまかせて行動をとり、周りとうまくいかず苦しんでいたイメージでした。
それは画家という職業を選んだせいなのかと考えていましたが、この本を読んでそうではなかったのだと知りました。
何度も居場所を見つけようともがき、誰かの為に行動しようとする話は胸を打つものがあり、彼なりにいろいろな場所で自分の出来ることを探そうとしていたことが分かりました。
また有名な「星月夜」や郵便局員「ジョセフ・ルーランの肖像」など、教科書で見たような絵がたんふるさんのやさしい水彩画でまた違ったタッチになっていて、何度も見返したくなる可愛さです。
最後のページでは、作品ギャラリーや注目すべきキーワードなどがまとめられているので、更に知識を深めることが出来ます。
子どもから大人まで、幅広くおすすめしたい読みごたえのある一冊です。
著者
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林綾野(はやし・あやの)
キュレーター、アートライター。美術館での展覧会企画、美術書の企画、執筆を手がける。新しい美術作品との出会いを提案するため、画家の芸術性とあわせてその人柄や生活環境、食の嗜好などを研究し、紹介する。これまで手がけた展覧会は「パウル・クレー展 線と色彩」「ピカソとクレーの生きた時代」「熊谷守一展 画家がみつけた小さいいのち 豊かなこころ」など。主な著書に『画家の食卓』『フェルメールの食卓 暮らしとレシピ』『ロートレックの食卓』『セザンヌの食卓 色とりどりのりんごたち』『ゴッホ 旅とレシピ』『モネ 庭とレシピ』『熊谷守一 画家と小さな生きものたち』(以上、講談社)、『浮世絵に見る江戸の食卓』(美術出版社)などがある。
絵 たんふるたん
絵本画家、挿絵画家。水彩、ドローイングによるやわらかな表現で、絵本をはじめとする書籍、装幀、雑誌などでイラストレーションを手がける。画家としての仕事のほかに、広告のアートディレクション、タイポグラフィー、ブランドロゴなどデザインの仕事にも従事している。
フィンセント・ファン・ゴッホ
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オランダのポスト印象派の代表的画家。
オランダ南部の小さな町フロート・ズンデルトで生まれました。
27歳になった1880年頃から画家を目指した遅咲きの画家ですが、その活動期間は約10年と短い画家でした。一番の理解者である弟テオに支えられながら、大胆で鮮やかな色彩と感情的で独特のタッチで、精力的に創作活動を行いました。
特に、パリから南フランスのアルルに拠点を移した後は、ゴーギャンとの共同生活をした「黄色い家」や、「ひまわり」「夜のカフェテラス」など、現在代表作と呼ばれる作品を次々に生み出しました。ゴーギャンとの共同生活は9週間と短く、精神を病み入院。
1890年、拳銃によって自らの命を絶ち、37歳でその短い生涯を終えました。
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