SOLD OUT
サイズ:15×21㎝
デザイン:原条令子
出版社: パイインターナショナル (2017/1/24)
単行本(ソフトカバー) : 216ページ
●ミュージアムショップのスタッフが厳選するオススメ美術書
店頭で人気の美術書を、スタッフのコメントと共におすすめいたします!
みなさまのおうち時間が充実しますように。
モリスのレターブック
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本書は1枚ずつ切り離して使える紙を100枚収録したレターブックです。
モダン・デザインの父、ウィリアムモリスがデザインした壁紙・テキスタイルのパターンや本の押絵を、色違いのバリエーションを含め計88枚柄収録しました。
お好みの柄はそのまま飾ってみたり、お手紙や包装、切ったり貼ったりして自分だけのステーショナリーやオーナメントを作るなど様々な用途にご活用ください。
うっとりするようなテキスタイル・デザインから美しい本の挿絵まで、モリスのさまざまな柄が満載!
使うのがもったいなくて、いつまでも眺めてしまう美しいレターブックです。
ミュージアムショップスタッフ【アイ】より
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「店頭で人気の1冊を改めて紹介したいと思い選びました」
こちらの書籍は1枚ずつ切り離して使える紙を100枚収録したレターブックです。
まず、表紙から素敵な1冊です。箔押しが美しく飾っているだけでもうっとり…。
使うのがもったいない気持ちになってしまいそうですが、さまざまな用途で活躍してくれそうです。
お手紙を書くのに使うのは勿論、ラッピングペーパーとして使ってみたり、飾ってみたり…どうやって使うか考えるのも楽しい時間ですね。
著者
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原条令子 / デザイン
武蔵野美術大学デザイン学科卒.
大学卒業後, C.S.F.WOODにて資生堂IPSAの広告, 資生堂カタログのデザインを学ぶ. 退社後, studio Magicにて横尾忠則氏に師事
1997年に原条令子デザイン室を設立
著書に絵本 「ウサギのルビーとのろまなカメ ジョー・オキエール」(長崎出版)/文・絵・デザインなど。
作家
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ウィリアム・モリス William Morris(1834 - 1896)
「モダンデザインの父」と呼ばれる、19世紀イギリスの画家、詩人、デザイナー、マルクス主義者。1834年、イギリスにおける産業革命期の最終段階とされる時代にロンドン近郊ウォルサムストウで生まれました。証券業を営む実業家の父のもと、裕福な環境で育ちます。1853年モリスはオックスフォード大学エクセター・カレッジに入学し、教会の牧師のための教育を受けました。1856年、建築家への憧れから建築事務所に一度入所するも、その後画家になる志を持つようになり、装飾美術への道に進み始めました。1861年に設立したモリス・マーシャル・フォークナー商会は、アーツ・アンド・クラフツ運動のきっかけとして重要視されています。1875年、商会をモリスが単独で経営する「モリス商会」として再出発し、精力的に活動していましたが、1896年、病気のためハマスミスの自宅にて生涯を閉じました。今もなお、その作品はカーテンや壁紙などに使用されていて、多くの人に愛されています。
モリスと「アーツ・アンド・クラフツ運動」
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モリスが活躍した時代、それはイギリスの産業革命の成果により、工場で大量生産された商品があふれるようになった頃です。
当時の世界最先端はイギリス、ロンドン。
ちょうど日本では、天保の大飢饉の時期から明治維新を経て、明治29年までに相当する時期でした。
モリスは、産業革命による工芸品の品質低下を危惧し、仲間たち7人の共同出資による壁面装飾、装飾彫刻、ステンドグラス、金属製品、家具の5つのジャンルを総合生活芸術とし活動する商会(モリス・マーシャル・フォークナー商会、後のモリス商会)を設立。
植物の模様の壁紙やステンドグラスなどのインテリア製品や、美しい書籍を作り出しました。
生活と芸術を統合させようとするモリスのデザイン思想は、世界各国に深い影響を与えました。
その活動は「アーツ・アンド・クラフツ運動」と呼ばれ、20世紀のモダンデザインの始まりだと言われています。
世界で一番美しい家 レッドハウス
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一時は建築事務所にも入所していたモリス。
26歳のときに、新婚生活を送るための自宅を自ら建築しました。
イングランドのケント州ベクスリヒース(現在のベクスリー・ロンドン特別区)に建てられた新居の名は「レッドハウス」。
その設計はフィリップ・ウェッブが担当、家具、壁紙、カーペット、タペストリーなど内装デザインをモリスとその友人達で手がけ、独自の世界観を具現化したそう。
後にその家は「世界で最も美しい家」といわれるようになりました。
モリスの「アート・アンド・クラフツ運動」は、日本の芸術家たちにも多大な影響を与えました。
思想家で文化功労者である「柳宗悦』(柳宗理の父)や、益子焼の陶芸作家で人間国宝の「浜田庄司」らもその一人で、実際彼らは海を渡ってこの「レッドハウス」を訪ねたそう。
美の捉え方について異論を唱えるなどの記述が残っているそうです。
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