作品名:ゴッホ
サイズ:24×28㎝
素材:紙、32ページ、塗り絵帳
楽しみ方いろいろ
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「塗り絵は馴染みがないなぁ」と思ったあなたに。
これは、ただのぬり絵ではありません。
海外から届いた、一冊でいろいろ楽しめるミュージアムブックです。
例えば、
●絵画の一部を自分で塗ってアーティストの作風に触れる
●問いかけに応じて空白ページを自由に描き込む
●自分で切り抜いて工作をしたり、ポストカードにもなる
など、アートに触れるたくさんの糸口を提供してくれます。
作家のプロフィール情報もあり、眺めているだけでも教養が深まる塗り絵帳です。
手を動かして色を塗ることは、脳の活性化にも役立ち、子どもだけでなく、大人にも役立つと考えられています。
塗り絵が久しぶりの方も、色の塗り方は自由なので、元の作品に囚われず、自らの感性でぜひ自分だけの名画を完成させてみてくださいね。
本文の問いかけは英語なので、勉強にもなって一石二鳥。
名画に対して深く追うことができるため、お子様と一緒に夏休みの自由研究にもいかがでしょうか?
ゴーギャンとの生活を夢見て
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1888年から1889年にかけてフィンセント・ファン・ゴッホによって描かれた絵画「ファンゴッホの寝室」。
フランス・アルルでゴッホが暮らした家の2階の部屋を描いたものです。
家は現存していませんが、ゴッホの作品に黄色い家として残されています。
絵の左側の扉はゴーギャンの部屋につながっていたとか。
同じテーマの作品は3点発見されており、よく見ると床の色などに違いがあります。
一枚目 1888年10月:ゴーガンがアルルに来る前に描かれた作品(ゴッホ美術館蔵)
二枚目 1889年9月:ほぼ同じサイズで複製(シカゴ美術館蔵)
三枚目 1889年9月:サイズを縮小して複製(オルセー美術館蔵)
一枚目から三枚目にかけてだんだんと暗くなっていく色彩は、ゴッホの精神状態を表しているるとか。ゴーギャンとの共同生活を夢見た時から、精神的に病んで入院してしまう時まで。
まるでゴッホの心の中を表しているかのようです。
作品
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ファンゴッホの寝室
1888 Van Gogh's Bedroom
ゴッホ美術館蔵
作者
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フィンセント・ファン・ゴッホ vincent Willem Van Gogh(1853 - 1890)
オランダのポスト印象派の代表的画家。
オランダ南部の小さな町フロート・ズンデルトで生まれました。
27歳になった1880年頃から画家を目指した遅咲きの画家ですが、その活動期間は約10年と短い画家でした。一番の理解者である弟テオに支えられながら、大胆で鮮やかな色彩と感情的で独特のタッチで、精力的に創作活動を行いました。
特に、パリから南フランスのアルルに拠点を移した後は、ゴーギャンとの共同生活をした「黄色い家」や、「ひまわり」「夜のカフェテラス」など、現在代表作と呼ばれる作品を次々に生み出しました。ゴーギャンとの共同生活は9週間と短く、精神を病み入院。1890年、拳銃によって自らの命を絶ち、37歳でその短い生涯を終えました。
名作「ひまわり」は7点も存在する!?
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ゴッホの代表作として、世界中で有名な名画「ひまわり」。
花瓶に生けられた向日葵を描いた作品、目にしたことがありますよね。
実は、同じような構図の作品は、7点も存在することはご存知でしょうか。
よく見ると、向日葵の本数やトーンが異なっています。
戦争で一枚焼失してしまったので、現存する作品は6点。
そのうちの1点は、日本にあります。
アルルで共同生活を送るため「黄色い家」にゴーギャンを招いたゴッホですが、ゴーギャンの部屋を飾るために「ひまわり」を制作した、とも言われています。
夢であった共同生活に対して、ゴッホなりのおもてなしだったのかもしれません。
ゴーギャンも、ゴッホが向日葵を描く姿を、キャンバスに残しています。
ゴッホとアルル
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ゴッホは、南フランスにあるアルルという場所で、「黄色い家」を間借りしました。
展覧会で知り合い、文通をしていたゴーギャンが金銭的に困っていたため、自宅に招き入れ、共同生活を始めました。
一緒にブドウ畑に行ったり、同じモデルの絵を描いたりと、始めは順調だった二人ですが、2ヶ月が経つ頃、二人を決裂させた事件が起こりました。
有名な「耳切り事件」です…。
ゴーギャンに自画像の耳の形を批判されたことに腹を立てたゴッホは、発作的に自らの耳たぶを切り落としてしまったのです。
翌日、ゴーギャンはパリに帰り、二人の共同生活は9週間という短い期間で終わりました。
後に、ゴッホは耳に包帯をした自画像を描いています。
生涯でただ一枚売れた作品
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ゴーギャンと二人で見に行ったブドウ畑で出会った風景を、1888年にゴッホは作品として残しました。
「赤い葡萄畑」は、夕方のブドウ畑にて農作業をする人々が、油彩によって描かれています。
この作品は、ベルギーでの展覧会に出品され、アルル時代の友人の姉で、ベルギー女流画家のアンナ・ボックによって、購入されました。
ゴッホが生きている間に売れた絵は、この「赤い葡萄畑」の1枚のみだったとか。
モスクワのプーシキン美術館にて、収蔵されています。
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