SOLD OUT
*こちらの商品はネコポス対応です。
システムの都合上、日時指定ができる設定となっていますが、
ネコポス配送はポスト投函となりますので日時指定ができません。
恐れ入りますが日時指定をされたい方はヤマト配送をご指定ください。
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サイズ:14.8×10㎝
素材:紙・ジークレー印刷
コレクションの1枚に
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ミュージアムショップ、一番人気の定番商品ポストカードに、ハマスホイ作品が加わりました。
ハマスホイのポストカードは日本ではそれほど種類がないので、この機会にぜひ!
美術館の展覧会を観たら、記念として必ず集めるという方も多いのではないでしょうか。
好きな作品を、自宅でも気軽に楽しめるというのは、アートファンにとってたまらない嬉しさですよね。でも、使い道がいまいちわからず家で眠ったままという声をよく聞きます。
例えばこんな使い方はいかがでしょうか?
・お気に入りの作品をファイルにコレクションして自分好みの画集をつくる。
・壁に張った紐に木のクリップをたくさん付け、ポストカードをはさみインテリアとして。
・コンパクトな額にセットして、食卓に花の代わりにさりげなく飾る。
・チケットの半券と展覧会鑑賞の感想とともに展覧会記念ブックを作る。
・好きな形に切ってコラージュ作品を作る。
何枚かをまとめて飾るときは同系統の色合いの作品を集めて飾ると
他のインテリアとのバランスもとりやすくなります。
ハマスホイの作品ならシックな色合いなのでシンプルなお部屋とも相性が良さそうです。
もちろん、大切な人へのお手紙に、絵はがきとして使用しても。
葉書用の切手を貼って投函すれば、あなたの大切なメッセージを届けてくれるでしょう。
ハマスホイが描く鮮やかな色彩
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ハマスホイは、19世紀末から20世紀前半のデンマークで活動し、コペンハーゲンの旧市街にある自宅アパートの室内を数多く描いたことで、広く知れ渡るようになりました。
モノトーンを基調として、静寂さとのノスタルジックな世界観を描き出す画家として有名です。
しかし、この作品はとても鮮やかな色彩で描かれています。
彼の作品によく登場する妻イーダと結婚した2年後に描かれた絵です。
ハマスホイは、1898年に移り住んだコペンハーゲン旧市街のアパートを描いた室内画で高く評価されるようになりましたが、この絵画はその前に制作された作品です。
18世紀半ばに建てられた邸宅の一室だそう。
艶やかなピンク色の壁が印象的なこの絵画は、抑えられた色調から醸し出されるハマスホイの静寂な世界とは、また異なる魅力があふれています。
ジークレー印刷とは
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ジークレー印刷とは印刷技術の1つで、「ジークレー」=「吹き付けて色を付ける」という意味のフランス語です。リトグラフやシルクスクリーン版画と異なり、版を用いずに刷り上げるのが特徴の最先端の版画技術です。7万色を超える色彩により細やかな調色による表現が可能ともいわれ、 高細密な原画複製が可能になりました。
【作品】
ヴィルヘルム・ハマスホイ
『室内、ラーベスク・アリ』1893年
Interior in Louis Seize style. From the artist's home. Rahbeks Allee
ユーテボリ美術館蔵
■ヴィルヘルム・ハマスホイ Vilhelm Hammershøi,(1864-1916)
デンマークを代表する画家。17世紀オランダ風俗画の影響が認められる静寂な室内表現から “北欧のフェルメール” とも呼ばれ、世界的に評価が高まり続けています。身近な人物の肖像、風景、そして静まりかえった室内を、細密なタッチで描いてきました。白・黒・灰色を基調とした色調で、静寂な空気を感じさせる独特の世界観が、人々を魅了しています。
コペンハーゲンで生まれ、8歳から素描のレッスンを始め、弱冠15歳で王立美術アカデミーに入学。
並行して「芸術家たちの自由研究学校」に通いクロイアの指導を受けました。
ハマスホイは生涯を通じて肖像画、風景画も描きましたが、1890年代半ば頃から室内画によって国内外で高く評価されました。
1911年には、ローマの国際美術展でクリムトらと並んで第一等を受賞。
その翌年にはフィレンツェのウフィツィ美術館から作品制作の依頼を受けました。
没後、一時は時代遅れの画家と忘れ去られてしまいましたが、1990年代末以降の主要な美術館で、次々と回顧展が開催され現在再び脚光を浴びています。
光と色を操る絵画
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ハマスホイの作品は光と色調の絵画であり、写真のような効果もあります。
フェルメールが絵画でカメラオブスカラ(注1)を採用したのと同じように、ハマスホイは写真を使用して絵画の空間、光と時間の感覚を拡張し、モダンで時代を超えた印象を残したと言われています。
注1:カメラオブスカラとは、ラテン語で「暗い部屋」の意味で、写真の原理を使った投影像を得る装置で、主に素描に使われました。
遠近感が正しいためリアリズムに富んだ表現が描け、諸説ありますがダヴィンチが写生に利用したり、フェルメールをはじめ17世紀のオランダの画家も利用したと言われています。
ミニマリスト画家 ハマスホイ
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ハマスホイは非常に静かで派手なことを望まず、引きこもっていたと言われています。
ストランドゲード30にある彼自身のアパートは、引っ越しの際に、全ての木工品を白く塗り替え、壁と天井は灰色に、床板は濃い茶色に塗り替えたそうです。
家具は最小限にとどめ、静寂な落ち着いた自分の理想の家を求めました。
ハマスホイの作品の多くに室内が描かれており、少ない色数を好んで使ったというのも
納得できますね。