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システムの都合上、日時指定ができる設定となっていますが、
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恐れ入りますが日時指定をされたい方はヤマト配送をご指定ください。
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●東京都美術館ミュージアムショップ限定グッズ、数量限定品
作品名:農場の家屋、レスネス
サイズ:12×4cm
素材:ステンレス
文学とアートを嗜む
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シルバーのスタイリッシュなオリジナルブックマーカーができました。
このしおりはステンレス製で錆びにくく丈夫なのに薄い。
読書のお供として、長く使っていただけるアイテムです。
本だけではなく手帳やオフィスで使うノートにも使えます。
クリップタイプのブックマーカーより付け外しがスムーズなため
定番の栞タイプを好まれる方におすすめします。
ハマスホイ作品のモチーフをシンプルなデザインへと落とし込み、クールな色と相まって、
男女問わずご愛用いただける、大人の落ち着いたブックマークです。
読書好きなあの方へ、ちょっとしたプレゼントにいかがですか。
ハマスホイの作品の世界
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ハマスホイは、19世紀末から20世紀前半のデンマークで活動し、コペンハーゲンの旧市街にある自宅アパートの室内を数多く描いた画家ですが、身近な人物の肖像、風景も意欲的に取り組んでいました。
抑えられた色調で描かれた農場の家屋は、シェラン島のレスネスで描かれた絵です。
この島では、3点の油彩画を制作していて、そのうちの一つとなります。
1900年の夏、ハマスホイと妻イーダはこの農場の家に仮住まいをしたそうです。
シンプルな構成ですが、細部まで丁寧に描かれている作品です。
【作品】
ヴィルヘルム・ハマスホイ
『農場の家屋、レスネス』1900年
From a Farm, Refsnæs
デーヴィズ・コレクション蔵
■ヴィルヘルム・ハマスホイ Vilhelm Hammershøi,(1864-1916)
デンマークを代表する画家。17世紀オランダ風俗画の影響が認められる静寂な室内表現から “北欧のフェルメール” とも呼ばれ、世界的に評価が高まり続けています。身近な人物の肖像、風景、そして静まりかえった室内を、細密なタッチで描いてきました。白・黒・灰色を基調とした色調で、静寂な空気を感じさせる独特の世界観が、人々を魅了しています。
コペンハーゲンで生まれ、8歳から素描のレッスンを始め、弱冠15歳で王立美術アカデミーに入学。
並行して「芸術家たちの自由研究学校」に通いクロイアの指導を受けました。
ハマスホイは生涯を通じて肖像画、風景画も描きましたが、1890年代半ば頃から室内画によって国内外で高く評価されました。
1911年には、ローマの国際美術展でクリムトらと並んで第一等を受賞。
その翌年にはフィレンツェのウフィツィ美術館から作品制作の依頼を受けました。
没後、一時は時代遅れの画家と忘れ去られてしまいましたが、1990年代末以降の主要な美術館で、次々と回顧展が開催され現在再び脚光を浴びています。
光と色を操る絵画
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ハマスホイの作品は光と色調の絵画であり、写真のような効果もあります。
フェルメールが絵画でカメラオブスカラ(注1)を採用したのと同じように、ハマスホイは写真を使用して絵画の空間、光と時間の感覚を拡張し、モダンで時代を超えた印象を残したと言われています。
注1:カメラオブスカラとは、ラテン語で「暗い部屋」の意味で、写真の原理を使った投影像を得る装置で、主に素描に使われました。
遠近感が正しいためリアリズムに富んだ表現が描け、諸説ありますがダヴィンチが写生に利用したり、フェルメールをはじめ17世紀のオランダの画家も利用したと言われています。
ミニマリスト画家 ハマスホイ
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ハマスホイは非常に静かで派手なことを望まず、引きこもっていたと言われています。
ストランドゲード30にある彼自身のアパートは、引っ越しの際に、全ての木工品を白く塗り替え、壁と天井は灰色に、床板は濃い茶色に塗り替えたそうです。
家具は最小限にとどめ、静寂な落ち着いた自分の理想の家を求めました。
ハマスホイの作品の多くに室内が描かれており、少ない色数を好んで使ったというのも
納得できますね。