SOLD OUT
*こちらの商品はネコポス対応です。
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恐れ入りますが日時指定をされたい方はヤマト配送をご指定ください。
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●東京都美術館ミュージアムショップ限定オリジナルグッズ、数量限定品
作品名:白い椅子に座る妻イーダのいる室内
サイズ:7×14×厚さ0.9㎝
素材:ポリウレタン・ポリカーボネート
※こちらは、iPhone 7・8対応です。サイズをお確かめの上ご購入ください
落ち着いたマットな色合い
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東京都美術館ミュージアムショップ限定オリジナルグッズ、数量限定品のiphone7/8用ハードケースです。
1日に何度も手にするスマートフォン。肌身離さず持っている方もいらっしゃると思います。
そんな一番身近なアイテムだからこそ、スマホケースは自分の好きなデザインで彩りたいですよね。
このオリジナルのiPhoneケースはコンパクトで持ちやすく、
ハマスホイの落ち着いた作品を感じられる色合いで、大人の方にこそ持っていただきたいアイテムです。
アート好きなあの方へ、性別問わず、ギフトにもオススメできるミュージアムグッズです。
ハマスホイの作品の世界
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ハマスホイは、フェルメールや同時代のオランダ絵画を研究して作品を描いていると言われていますが、その影響からか「北欧のフェルメール」とも称されています。
そのフェルメールとは、光を巧みに描いた中世オランダの画家で、レンブラントと同時代の17世紀オランダ黄金時代を彩りました。ハマスホイと同じく、室内画を多く残していたフェルメール。ハマスホイの絵画はどことなくフェルメールを感じ、その構図からは影響された様子が見受けられます。
しかし、静かな画面の中にも鮮やかな色彩で寓意・象徴を散りばめているフェルメールに対し、ハマスホイの特徴である制限された色彩と、ストーリーを感じさせない室内表現は、フェルメールのそれとは異なった雰囲気を醸し出し、音のない静かな世界が漂います。
彼の作品には、後ろ姿の妻イーダや、共通の椅子、テーブルなどが繰り返し描かれており、作品の世界観に統一感を与えていると言われていますが、この絵画は、それらのモチーフが散りばめられた、彼の独特な世界観が漂う作品になっています。
穏やかな光と調和した色彩に包まれたハマスホイの静かな世界が広がります。
【作品】
ヴィルヘルム・ハマスホイ
『白い椅子に座る妻イーダのいる室内』 1900年
Interior with Ida in a White Chair
個人所蔵
■ヴィルヘルム・ハマスホイ Vilhelm Hammershøi,(1864-1916)
デンマークを代表する画家。17世紀オランダ風俗画の影響が認められる静寂な室内表現から “北欧のフェルメール” とも呼ばれ、世界的に評価が高まり続けています。身近な人物の肖像、風景、そして静まりかえった室内を、細密なタッチで描いてきました。白・黒・灰色を基調とした色調で、静寂な空気を感じさせる独特の世界観が、人々を魅了しています。
コペンハーゲンで生まれ、8歳から素描のレッスンを始め、弱冠15歳で王立美術アカデミーに入学。
並行して「芸術家たちの自由研究学校」に通いクロイアの指導を受けました。
ハマスホイは生涯を通じて肖像画、風景画も描きましたが、1890年代半ば頃から室内画によって国内外で高く評価されました。
1911年には、ローマの国際美術展でクリムトらと並んで第一等を受賞。
その翌年にはフィレンツェのウフィツィ美術館から作品制作の依頼を受けました。
没後、一時は時代遅れの画家と忘れ去られてしまいましたが、1990年代末以降の主要な美術館で、次々と回顧展が開催され現在再び脚光を浴びています。
光と色を操る絵画
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ハマスホイの作品は光と色調の絵画であり、写真のような効果もあります。
フェルメールが絵画でカメラオブスカラ(注1)を採用したのと同じように、ハマスホイは写真を使用して絵画の空間、光と時間の感覚を拡張し、モダンで時代を超えた印象を残したと言われています。
注1:カメラオブスカラとは、ラテン語で「暗い部屋」の意味で、写真の原理を使った投影像を得る装置で、主に素描に使われました。
遠近感が正しいためリアリズムに富んだ表現が描け、諸説ありますがダヴィンチが写生に利用したり、フェルメールをはじめ17世紀のオランダの画家も利用したと言われています。
ミニマリスト画家 ハマスホイ
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ハマスホイは非常に静かで派手なことを望まず、引きこもっていたと言われています。
ストランドゲード30にある彼自身のアパートは、引っ越しの際に、全ての木工品を白く塗り替え、壁と天井は灰色に、床板は濃い茶色に塗り替えたそうです。
家具は最小限にとどめ、静寂な落ち着いた自分の理想の家を求めました。
ハマスホイの作品の多くに室内が描かれており、少ない色数を好んで使ったというのも
納得できますね。